2019年10月10日

高齢者の免許更新の視力検査

最近高齢者のアクセルとブレーキの踏み勘違い等での自動車事故の発生が問題視されておりますが、視力低下がみられるのも多いのです。 皆さん、自信を持って「見えているのに」、「落とされて、更新できなかった‥」と、言い来院されますが‥視力検査では、0.4程度、それ以下もあります。(道路交通法では普通自動車で両眼視力0.7が条件) 運転が心配なケースが多くみられます。 詳しく検査をしてみると、多くの方は白内障です。その他、緑内障で視野が狭くなっている事もあります。 白内障で、手術治療するにも予約となります。当日来て当日手術とは行きません。 そのため、免許更新は余裕をもって受ける事が必要かと思います。 免許のない方でも、年一度は、定期的に眼科検診をし、ご自身の視力の状態や、目の中の病気が隠れてないか、早期発見出来るよう心がける必要があるかと思います。 また、糖尿病の治療中の方の場合、糖尿病は、全身の血管や神経を悪くする合併症を起こし、眼科の合併症では、糖尿病性網膜症となり中途失明(人生の途中で失明してしまう)1位である残念な病気です。 そのため、早期発見、治療が出来るよう定期的な検査が必要です。 糖尿病と診断され、内服治療中の方、眼科受診をされてない方は、放置せず、是非一度診察を受けられることを、強くお勧めします。